TOP

Archive for 2012年3月|Monthly archive page

サカナクションに足りないもの

In 音楽の話 on 3月 24, 2012 at 8:21 am

サカナクションの最新アルバム「DocumentaLy」。


おバカタレント
ブサイク芸人
貧乏大家族

テレビでそれなりによく見るこの3つのコンテンツに共通するのは視聴者の優位性である。
つまり視聴者は自分よりバカなタレント、自分よりブサイクな芸人、自分より貧乏な家族をテレビで見る事で自尊心を保ち、ある種の優越感、安心感を得るのだ。
視聴者がそれを意識しているかは別にして、これらのコンテンツにはそういう需要があると思うんだよな。

みんな自尊心はあるのだ

圧倒的な美人とか優れた人はもちろん人気がでると思うが、その一方でこういった需要もなくならないはずである。特に現実の世界で他者に劣等感を持っている人ほど、こういう自尊心を保つ作用のあるものを無意識的に求めていると思うし、間違いなく僕自身もその一人だと思うのだ(別におバカタレントもブサイク芸人も貧乏大家族もそんなに興味ないけど、そういう意味でなくて)。

音楽に関しても同じ事が言える。美男美女が歌う、素敵な恋愛の歌というのは僕のような人間にはむやみに劣等感を助長するだけで、聴いててあんまり楽しくなかったりする(そもそも 続きを読む »

広告

スナックゆとりとカラオケとJ-POP

In さっき思った事の話, 音楽の話 on 3月 7, 2012 at 6:43 pm

「スナックゆとり」で画像検索したらこれが先頭にでてきた

「スナックゆとり」というバンドをご存知だろうか。ギターボーカルとベースの二人組だから正確にはバンドじゃないかもしれないけれど、とにかくそのバンドがすごかったのだ。

嫉妬した。

彼らとの出会いはいわゆる対バン。僕がやっているバンド「ちくわ定食」と、「スナックゆとり」は同じ企画の出演者だった訳である。そして僕は彼らの演奏を観た訳なんだけど、僕は正直言って嫉妬を覚えた。具体的になんで嫉妬したかをこれから話そう。

ひとつは、彼らのパフォーマンスである。同じステージに立った者として、負けたと思った。不覚にも僕は、彼らの方が面白かったんじゃないかな、と思ってしまった。

そしてもうひとつが重要でそれは「気持ちよさそうに歌うなあ…」ということである。自分もその日同じステージ上で歌ったんだけど、僕の歌う曲にはない、歌うこと自体の気持ちよさみたいなものが感じられる曲だった。彼らは実に気持ち良さそうに演奏し、そして歌っていた。

J-POPであるということ

彼らは「スナックゆとり」のコンセプトとして、「あの頃のJ-POPを忘れない」というようなことを言っていたと思う(たしか。たぶん。)。あの頃のJ-POPって何だろう。ここで 続きを読む »